夫の証人尋問によると、2人は大学時代に知り合って結婚。
被告が両親の遺産を相続したことや長男の小学校入学を機に、
夫の実家がある山口県に転居し、不動産会社を設立した。

金銭管理が苦手な夫に代わり、被告が家計や事業の経理などを担当。
遺産について夫は「1億円近いとは聞いたが、お金のことは全く分からない」と話した。

会社の売り上げは「年間約500万円」だったのに対して、
自宅や1年ごとに乗り換えた高級車の購入、事件直前の1年4カ月で1300万円負けたという
競馬の元手は「九分九厘、遺産。
今考えると金銭感覚がおかしかった」。
被告に対しては「妻に頼めばお金をくれた。
死のうと考えているとは思わなかった。
相談してくれれば良かったのに」と述べた。