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2018年1月25日 21:55 発信地:コペンハーゲン/デンマーク
【1月25日 AFP】デンマークで自作潜水艇の取材をしていたスウェーデン人女性ジャーナリストのキム・ウォール(Kim Wall)さん(当時30)が昨年、コペンハーゲン近海で切断遺体となって発見された事件で、潜水艇を製造したデンマーク人発明家のピーター・マッセン(Peter Madsen)被告(47)が殺害前にウォールさんを縛り上げ、拷問していたことが分かった。AFPが24日に入手した起訴状で明らかとなった。

 ウォールさんは昨年8月10日にマッセン被告にインタビューするため潜水艇に乗り込み、消息を絶った。その後、同月21日に頭部を切断されたウォールさんの胴体がコペンハーゲン沖で発見され、10月にはウォールさんの頭部と両脚、および衣服が入った袋が回収された。

 ウォールさんの行方不明後すぐに逮捕されたマッセン被告は、ウォールさんの遺体切断と海への遺棄は認めたものの、故意の殺人や一切の性関係を否定している。同被告は今月16日、計画的殺人、遺体冒とくなどの罪で正式に起訴された。

 起訴状によると、マッセン被告はウォールさんの頭部および腕と脚を縛って殴打し、「刺したり切り付けたり」した。ウォールさんの局部周辺には14か所の刺し傷があったという。

 さらにその後、同被告はウォールさんを殺害し、遺体から胴体、頭部および脚を切断。複数の袋に入れ、金属の重しを付けてコペンハーゲン沖のケーエ湾(Koge Bay)に遺棄した。(c)AFP

ピーター・マッセン被告。デンマークの首都コペンハーゲンにて(2017年8月11日撮影、資料写真)。(c)AFP/Scanpix Denmark/Bax Lindhardt
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