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1月28日 20時47分
中国を訪れている河野外務大臣は28日夜、李克強首相と会談し、ことし春ごろに日本での開催を目指す日中韓3か国の首脳会議への出席を要請しました。会談のあと、河野大臣は「李首相から極めて前向きな発言を頂いた」と述べました。

就任後初めて中国を訪れている河野外務大臣は、日中外相会談に続いて、28日午後6時ごろから李克強首相と会談しました。

会談の冒頭、李首相は「中日関係は、まだまだ暖かくなったばかりで、寒いところも残っている。改善の方向に向かっている勢いを強固にして、平和友好条約締結40年を真に関係発展の軌道に向かうチャンスにしなければならない」と述べました。

これに対し、河野大臣は「平和友好条約40年の節目の年が日中関係をさらに改善し、深める1年になるよう努力していきたい」と応じ、ことし春ごろに日本での開催を目指す日中韓3か国の首脳会議への出席を要請しました。

会談のあと、河野大臣は記者団に対し、「日本政府として、日中韓サミットの機会に李首相の日本訪問を早期に実現したいと申し上げ、ご本人から極めて前向きな発言を頂いた」と述べました。そのうえで、河野大臣は、日中韓3か国の首脳会議の日程調整を急ぎ、李首相の日本訪問を早期に実現したいという考えを示しました。