【NQNニューヨーク=古江敦子】半導体大手ルネサスエレクトロニクスは、米同業のマキシム・インテグレーテッド・プロダクツを買収する方向で交渉に入ったようだ。買収額は200億ドル(約2兆2000億円)近くになる見通し。米東部時間29日午後、米CNBCテレビが報じた。自動運転の普及で半導体需要の拡大が見込まれるなか、買収で事業基盤を拡充する狙いとみられる。

買収額はルネサスの時価総額(29日終値で2兆1473億円)を上回る。マキシムの時価総額は29日時点で187億ドル程度。報道を受け、マキシムの株価は買収価格にさや寄せする形で一時3割近く上昇した。

配信2018年1月30日 6:34
日本経新聞
https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL30H1Y_Q8A130C1000000?s=1