【マニラ時事】フィリピン国軍は31日、日本が昨年貸与した海上自衛隊の練習機「TC90」を南シナ海・スカボロー礁(中国名・黄岩島)の偵察飛行に初使用したと発表した。
 
国軍によると、TC90は同日午前、スカボロー礁周辺の約240メートル上空を飛行し、中国海警局の公船を含む中国船9隻とフィリピン漁船4隻を確認した。飛行時に中国側からの警告はなかったという。国軍は「われわれの領土を守るため、利用可能なすべての資産を活用する」と強調した。

(2018/01/31-20:22)
時事ドットコム
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