>>190
そう、カレーも含めて、酸性の食品は多い。
だから、1998年に和歌山毒物カレー事件で、臭ってしまった。

捜査関係者も特に不審な点が目立たなければ、敢えて面倒な司法解剖をしない。
1981年のロス疑惑など、開放的になり隙の多いリゾート中の不慮の事故を装う保険金殺人は古典的な手法だ。
沖縄で司法解剖が原則義務付けられていることを見落としたがために発覚してしまったのが、1986年のトリカブト保険金殺人事件だ。
一般的に生物毒は多種多様で、死亡後しばらくで分解してしまうため、なかなか毒殺を見抜けない。
ペットボトルなどの口に封印がされるようになったのは、青酸カリ入りのコカコーラが電話ボックスに放置された事件が発端だったかな?
2016年には、見舞いを装って点滴パックに洗剤を注入するなどといった、とんでもない事件まで起きた。

青酸ガスのように毒ガスの起源は第一次世界大戦のドイツが1915年に塩素ガスを使った。
ガスは空気との比重の差が拡散に影響するので扱いが難しい。
塩素ガス(3.17g/l)は空気(比重1.29g/l)より、かなり重い。
青酸ガスの比重は1.21g/lで、空気よりも少し軽いが、空気とほぼ比重が等しく、混合されやすそう。
塩素ガスは水と反応しやすく、濡れていると効果が減ったらしい。