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中学生の将棋棋士、藤井聡太四段が1日行われた「順位戦」の対局に勝ち、1つ上の組への昇級を決めるとともに五段に昇段しました。中学生のうちに五段になった将棋棋士は藤井さんが初めてです。

去年、デビュー戦から29連勝して将棋の最多連勝記録を30年ぶりに更新した藤井聡太四段は、「名人」を頂点とする棋士のランクを決める「順位戦」で、現在最も下のクラスの「C級2組」に在籍し、これまでに8勝0敗と、ただ1人全勝を維持しています。

藤井さんは1日、東京の将棋会館でその順位戦の対局に臨み、梶浦宏孝四段と戦いました。
午前10時に始まった対局は梶浦さんが投了し、藤井さんは順位戦の成績を9戦全勝としました。
その結果、来月行われる最終戦で敗れても「C級2組」の1位が確定し、この組を1期で通過して1つ上の「C級1組」への昇級を決めるとともに、五段に昇段しました。

将棋の棋士は四段からプロになり、藤井さんより前には去年現役を引退した加藤一二三九段など4人が中学生でプロ入りを決めていますが、日本将棋連盟によりますと、中学生のうちに五段になったのは藤井さんが初めてです。
また15歳6か月での五段昇段は、加藤さんの15歳3か月に次ぐ年少記録だということです。

2月1日 23時16分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180201/k10011312251000.html?utm_int=all_contents_just-in_001