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オーストラリアのシドニー近郊で、波止場近くから海に入って戻れなくなったワラビーが、近くにいたフェリーの乗組員らに保護され、懸命の救出劇が地元で話題になっています。

オーストラリアのシドニー近郊で1日夕方、フェリーの船着き場の近くで、メスのワラビーが海に入って陸に戻れなくなっているのが見つかりました。

近くにいたフェリーの乗組員らが人命救助用の浮き輪を投げたり、船を引き寄せるためのかぎざおを使ったりして、懸命に助け出そうとしたところ、胴体にロープを引っかけて海から引き上げることに成功しました。

波止場では大勢の人たちが救出の様子を見守り、ワラビーが無事に保護されると大きな歓声が上がりました。

ワラビーは検査のために近くの動物病院に運ばれましたが、傷などはなく、数日後には自然にかえされるということです。

野生動物を保護する活動を行っている団体によりますと、ワラビーは泳ぐことができますが、海に入るのは珍しいということです。

シドニーでは先月も観光名所の橋、ハーバーブリッジをワラビーが走っているのが見つかり保護されています。

2月2日 15時41分
NHK NEWS WEB
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