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2月3日 1時15分
2日のニューヨーク債券市場は、アメリカの雇用統計で賃金が高い伸びとなり、物価の上昇率が高まるという見方から、長期金利が一時2.8%を超え、およそ4年ぶりの水準に上昇しました。

2日のニューヨーク債券市場は、この日発表された先月のアメリカの雇用統計で、平均時給が前の年の同じ月と比べて2.9%増加し、2009年以来の高い伸びとなったことを受けて、アメリカの物価上昇率が高まるという見方が広がりました。

このため、アメリカの長期金利は、一時2.85%と、2014年1月以来およそ4年ぶりの水準にまで上昇しました。また、ニューヨーク株式市場では、金利の負担が増え企業の業績に影響が及ぶとして売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は一時、300ドル以上値下がりしました。

市場関係者は「金利の上昇傾向が続く中、投資家の予想を上回る雇用統計が発表されたため、金利が一段と上昇した。金利の上昇は、いずれ自動車ローンや住宅ローンにも反映されるため警戒感が出ている」と話しています。

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