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2月3日 4時10分
神奈川県座間市のアパートで、9人が遺体で見つかった事件を受けて、群馬県警は、未成年の行方不明者について、行方を捜索する専門チームを新たに設け、ツイッターなどのSNSの履歴を解析するなどして捜索に当たることになりました。

この事件の被害者のうち、15歳の女子高校生について、群馬県警は去年8月以降、行方を捜していましたが、神奈川県内の駅の防犯カメラに改札を出た後、違う服装で再び駅に入る姿が写っていたのを見落としたほか、女子高校生の携帯電話の履歴から現場のアパート近くの公園にいたことを両親から聞いていましたが、事件につながる情報を得ることができませんでした。

この事件を受けて、群馬県警は、未成年の行方不明者の捜索態勢を強化するため、子ども・女性安全対策課と少年課、サイバー犯罪対策課からなる専門チーム「人身安全対処ユニット」を新たに設けました。

未成年者の捜索願が出された際に、現場にチームを派遣し、ツイッターなどのSNSの履歴を解析するなどして捜索に当たるということです。去年1年間の群馬県内での未成年者の捜索願は180件余りにのぼり、群馬県警は「未成年の行方不明者は事件に巻き込まれているおそれがあるため、捜索態勢を強化して未然に犯罪を防止したい」としています。