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2月4日 6時47分
発達中の低気圧の影響で、北日本では雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気となっています。また、西日本の日本海側と北陸では数年に1度の非常に強い寒気の影響で大雪となるおそれがあり、気象庁は車の立往生など交通への影響に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、津軽海峡の西にある発達中の低気圧と強い寒気の影響で、北日本では雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気となっています。

北海道の奥尻町では午前0時40分ごろに28.4メートル、稚内市では午前4時前に22.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。

5日にかけて低気圧に近い北海道の太平洋側を中心に大雪となり、ところによって猛吹雪となる見込みです。

一方、日本海にある別の低気圧と西日本の上空1500メートル付近に、平年より10度前後低い氷点下12度以下という数年に1度の非常に強い寒気が流れ込む影響で、西日本の日本海側と北陸を中心に大雪となるほか、九州や四国など、ふだんあまり雪が降らない西日本の太平洋側でも雪が降り、平地でも雪が積もるおそれがあります。

5日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、北陸で60センチ、北海道と東北、それに中国地方で50センチ、近畿で40センチ、関東甲信で35センチ、東海で30センチ、四国で20センチ、九州北部で10センチと予想されています。

風も非常に強まる見込みで、5日にかけての最大風速は北日本と北陸、近畿それに中国地方で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達すると予想されています。

また、波の高さは東北で6メートルの大しけになるほか、北海道と北陸、近畿と中国地方で5メートルのしけになると予想されています。

気象庁は大雪や猛吹雪、路面の凍結による車の立往生など交通への影響に警戒するとともに、西日本を中心にかなり気温が下がると見込まれることから、水道管の凍結などにも十分注意するよう呼びかけています。

また、国土交通省は大雪が予想される地域では不要不急の外出を控え、やむをえず車を運転する場合は、チェーンや冬用タイヤを装着するよう呼びかけています。