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「動物福祉」が「非人道的」になるのはどのような場合であろうか?

そもそも、苦痛を与えない屠殺方法などの工夫は、それを行う人間の精神衛生保護が本来の目的であって、動物保護が目的ではない。

つまり、入り口こそ動物であるが、原則は純然とした「人間の人間による人間のための」福祉なのである。従って、そこに人間に対する差別や迫害といった不純な思想が入り込む余地はない。

ところがその原則から外れ「動物のための」福祉を訴える者たちがいる。

彼らの保護対象は人間でなく動物であるため、やがて「動物>ある種の人間」と考えるようになる。例えば、「動物をいじめる人間は野蛮人だ」などというような考えだ。

そして究極は、「動物福祉を重視する自分たちが絶対正義であり、それ以外の人間どもは迫害してかまわない」という差別意識にたどり着くのである。

それこそまさに、ナチスやシーシェパードの思想ではあるまいか?