>>223
宮崎哲弥は冷静で明晰だな
エンゲル係数増加の主要因は金融緩和による副次効果の円安で、食糧自給率の
低い日本において食品の価格上昇が避けられなかった事に依る部分が大きい
一方、金融緩和の主要効果で設備投資が増加し、それに伴い新規就業者が
増えている事で、求人の高まりによる求人時の高い時給、給与条件が
企業の人件費を増加させている
しかし、円安によるコスト増の影響を受けにくい産業分野では、未だに
デフレマインドによって物的、人的コスト上昇を価格に転嫁しないで堪えている
しかし、これは時間の問題であり、コスト上昇圧に負けて価格に転嫁し、
それによって売上増加、またそれが賃金給与の分配につながるという
安定したインフレがやって来る
政府による経団連への賃金増加要請は、それを早めるための手段でもある
一旦インフレで安定すれば、コスト増加は価格に転嫁され、
さらに売上増加から賃金給与に分配されるから、食費増加は
相対的に小さくなり、エンゲル係数も低下して行く事になる
インフレへと至る途中段階の現象を理由に鬼の首を取ったように
批判するのは余りにも軽率な事だ
その軽率さでインフレ政策を否定してデフレ経済を続けるのか?
デフレ経済はジリ貧の緩やかな死だと分かっているだろう?