エンゲル係数などというのは19世紀の話

第二次大戦以降は、工業の急速な進歩で
化学肥料、農薬、農業機械等による農業改革、大型貨物船などによる盛んな交易による食のグローバル化、
グルメブームなどなど

エンゲル係数ではとらえきれなくなってきている。

年収1000万円の人が毎日何万円も飲み食いしてて
年収100万円で毎日300円程度の食費でやりくりしてる人に対して
「俺の方がエンゲル係数が高いんだから貧困だ。おまえはもっと税金を払って、俺の税金を下げるべきだ。」
みたいなことを言ってるんだからおそろしい。

生鮮食品の高騰は、庶民にとってキツイことであるが
多様化して品目ごとに価格変動の激しい生鮮食品の物価をどう捉えていくか?
必要な栄養素を得るための最低限の食材調達コストがどの程度になるのか
なんらかの標準化した指数が必要になってくるだろう。

ビッグマック指数などはおもしろい試みだが
あまりに限定的過ぎて