自民 二階幹事長 <外交では対話が重要> と指摘
2月2日 23時27分

自民党の二階幹事長は、東京都内で記者団に対し、
安倍総理大臣が「慰安婦問題をめぐる日韓合意は1ミリも動かすことはありえない」と発言したことに関連して、
外交では対話が重要だと指摘しました。

慰安婦問題をめぐる日韓合意について、韓国のムン・ジェイン(文在寅)大統領が、
問題は解決していないとする立場を表明しているのに対し、安倍総理大臣は、先月31日、
参議院予算委員会で「日韓合意は1ミリも動かすことはありえず、韓国側にも約束を果たすよう強く求めたい」
と述べました。

これについて、二階幹事長は2日夜、記者団に対し「外交で、国のトップが、1ミリも動かさないと言ったら、
何も動かない。1ミリということはなかろう」と述べました。

そのうえで、二階氏は「自分のところの主張だけをして、それで通るのだったら、家の中で考えていればいいが、
そうはいかないところに外交の難しさがある。話し合いは本当に大事なことだ」と述べ、
外交では対話が重要だと指摘しました。

一方で、記者団が「日韓合意を見直すことも考えられるということか」と質問したのに対し、
二階氏は「そうではない。何でもかんでも固く踏ん張っていないで、
話し合いの場を持ってやるべきだということだ」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180202/k10011313581000.html