包茎手術を受けた2人が必要のない施術を追加され高額な契約を結ばされたとして、クリニック側を相手取り損害賠償を求めて東京地裁に提訴しました。

訴えを起こしたのは、さいたま市と千葉県船橋市のクリニックで包茎手術を受けた20代と40代の男性あわせて2人です。

訴状などによりますと、2人は診察後にヒアルロン酸の注入など追加の施術が必要だと説明され、それぞれ、およそ237万円と192万円の契約を結びました。しかし、いずれも事前の説明が不十分で、必要のない施術を追加させられたとして、クリニック側や医師を相手にあわせておよそ500万円の損害賠償を求めています。

「そもそも保険が適用されて、安い額に抑えられて手術することができる。一日でも早く、この状態を治したいという気持ちが強かった」(原告会見)

弁護団がおととし6月、包茎手術の電話相談を行ったところ1日で58件寄せられましたが、声をあげにくい特殊性から「氷山の一角に過ぎないのではないか」としています。

2月7日
TBSニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3286662.htm?1518013447673