埼玉県上尾市でごみ処理施設の入札を巡って前の市議会議長ら3人が入札を妨害したなどの罪に問われた裁判で、検察側は前市議会議長に懲役2年6カ月などを求刑しました。

 前上尾市議会議長の田中守被告(72)は、上尾市が発注するごみ処理施設の業務の入札を巡って、前市長の島村穰被告(73)に予定価格などを教えるよう働き掛けた見返りに設備管理会社社長の山田明被告(82)から50万円を受け取ったなどの罪に問われています。8日の裁判で、検察側は「高額の現金に目がくらんだ積極的かつ主体的な犯行」などと指摘し、田中被告に懲役2年6カ月、追徴金50万円を求刑しました。一方、弁護側は「山田被告から働き掛けられた犯行で、積極的に加担したわけではない」として執行猶予付きの判決を求めました。判決は来月1日に言い渡されます。

ソース
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000120564.html