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2月10日 4時35分
東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと自粛されていた福島県相馬市の青のりの漁が安全性が確認されたとして、試験的に再開されました。

福島県相馬市の松川浦は全国有数の青のりの産地でしたが7年前に原発事故や震災が起きて以降、漁が自粛されていました。

その後、県が継続的に放射性物質の検査を行ってきたところ安全性が確認されたとして、5日、試験的に漁が再開されました。

漁業者たちは、日の出に合わせて小型船に乗り込んで浅瀬の漁場に向かい、去年秋に種付けをした網で青々と育ったのりを専用の機械で摘み取っていきました。

漁協によりますと、この日に水揚げされた青のりは合わせて740キロで、サンプル検査の結果、放射性物質は検出されず、すべて出荷されたということです。

7年ぶりに漁を行った80歳の漁業者は「本当につらい日々でしたが、やっと出荷することができてうれしくて力が入りました。たくさんの人にぜひ食べてもらいたい」と話していました。

青のりの試験的な漁は、今後、週に2回のペースで4月ごろまで続けられるということです。

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