通貨発行すると
・通貨という資産
・通貨と同額の通貨発行債務

が同時に発生する。
通貨を市中に投入する場合は通貨で国債を購入し保全する。
もちろん、国債を放出して代金として通貨を吸収すれば
元の
・通貨という資産
・通貨と同額の通貨発行債務

となり相殺して両方を消滅させることができる。

これは何を意味しているか？
それは紙くずの札で、国民資産や国民サービスを収奪してはいないということだ。
これにより信認維持をしている。
信認を漠然とした信用としか思ってないバカは多いが、そうではない。
信認維持にはきちんとした裏付けが必要なのだ。

だから日銀は常に債務超過になっていないことを、
B/Sを公表することで証明し続け、信認維持に努めている。
B/S公表を日銀経営上の問題だと思ってるバカも多いがそういう目的ではない。

だから日銀が大量に国債を保有した状態で国債が不良債権化したら、
円の信認崩壊で悪性インフレになる。
不良債権化させたくなければ返済するしかないが、
恐らく最後は財産税しかなくなるだろう。

ちなみに日銀の資産価値を口にするバカも多い。
日銀は決算後資産超過分は全て国庫に納入し、
資産負債は±0、一文の価値も無い。