○ 南氷洋で商業捕鯨をしたがっている民間企業はない
  2008年06月14日 朝日新聞

 商業捕鯨の中核企業だったマルハニチロホールディングス、日本水産、極洋の水産大手3社は、
 商業捕鯨が解禁されても再参入しない方針を明らかにした。

 日水の佐藤泰久専務は「昔食べた人は懐かしいだろうが、他の肉のほうがおいしいのでは」とし、
 極洋の多田久樹専務も「若い人は鯨肉を食べない」とする。
 マルハニチロの河添誠吾常務は「捕鯨船は数十億円の投資がかかり、収支があわない」と語る。

 水産庁遠洋課は「それぞれの経営判断だ。我々は捕鯨の技術を維持していくことを重視しているし、
 事業も採算はあうと思っている」と話す