岐阜市は9日、職員でつくる親睦会の会費を私的に流用したなどとして、基盤整備部の係長級の男性職員(50)を停職6カ月の懲戒処分とした。また、公務中に起こした人身交通事故を警察に申告せず上司にも報告しなかったとして、農業委員会事務局の男性職員(28)を戒告の懲戒処分とした。

 係長級職員は2016年度に所属する課の親睦会で会計担当を任され、現金で預かった会費計約240万円を親睦会名義の預金口座に入れずに自宅へ持ち帰り、60万円ほどを日用品の購入や税金の支払いなどに充てていたという。新年会などの代金約120万円の支払いを半年近く放置していたため、人事課が今年に入って聴き取りしたところ着服を認めた。全額弁済されているという。

 男性職員は昨年8月に公用の軽自動車を市内で運転中、自転車の50代男性をはねた。相手は軽いけがを負ったが「大ごとにしなくて良い」と言われたとして警察に申告せず、現場を離れた。後日、損傷した車のバンパーを塗装するなど事故を隠蔽(いんぺい)しようとしたほか、車両の損傷を問いただした管財課職員に2度にわたり「知りません」と答えた。事故から9日後にようやく認め、上司と警察に事故を届けた。男性とは示談したという。

ソース
https://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20180210/201802100902_31538.shtml