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ケンミンショーでやっていた
海なし県 長野の熱愛サバの水煮味噌汁。

北信地方の郷土食
根曲がり竹とサバ缶(サバの水煮缶)を入れた味噌汁。

志賀高原をはじめ山深い寒冷地では、5月下旬から7月初旬にかけて「根曲がり竹」が採れます。
旬の期間は短く、この時期のスーパーではサバ缶が山積みに。

根曲がり竹は、初夏にだけ採れる細いたけのこのこと。
信越から東北にかけては「根曲がり竹」、山陰地方などでは「姫竹(ひめたけ)」を呼ばれています。
山の多い信越地方では、若芽が顔を出すころはまだ雪が残っており、根元が雪の重みで曲がることから
「根曲がり竹」と呼ばれるようになったとされています。

根曲がり竹は、実は竹ではなく笹(チシマザサ)の若芽です。

たけのこ汁にサバ缶を入れるようになったのは、安価に出回るようになった昭和30年以降とされています。
安価になったサバ缶は、家庭のごちそうになり、海のない信州ならではのたけのこ汁に欠かせない具材となっていきました。