https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180213/k10011327771000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_011

2月13日 20時50分
山口県美祢市の2億年余り前の地層から、国内で初めてディキノドン類と呼ばれる陸上の脊椎動物の化石が見つかったと、13日、愛媛大学の研究者らが公表しました。

これは、愛媛大学の楠橋直助教らが13日に記者会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、山口県美祢市にある、およそ2億3000万年前の地層から、ディキノドン類と呼ばれる陸上の脊椎動物の牙と、その周辺の上あごの、2つの化石が見つかったということです。

ディキノドン類は哺乳類の親戚とされ、2億6000万年前から世界に広く生息していたとされていますが、各地域ごとの詳しい生態分布など、未確認の部分もあるということです。

この種類の化石が確認されるのは日本では初めてで、陸上に生息した脊椎動物としても国内最古のものだとしています。

愛媛大学の楠橋助教らは、今回の発掘について「世界的に見ても非常に貴重な化石で、インパクトのある発見だと言える」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180213/K10011327771_1802132016_1802132050_01_02.jpg