群馬県が、若者の自殺対策の動画を作った。

 1日から県公式動画サイト「ぐんまちゃんTV」(http://www.i-gunma.tv/)で公開している。

 悩みを抱える本人に向けた動画と、周囲の人に向けたものの2種類あり、いずれも1分30秒。県内の大学生の意見を参考に制作した。

 本人向けの動画では、県出身のラップ・アーティスト「NAIKAナイカ MCエムシー」さんがラップに合わせ、「これ以上頑張らなくていい」「聞かせてくれよ、君の声を」などと呼びかけている。

 周囲の人に向けた動画では、「幸」という漢字が並ぶ中に「辛」を紛れこませるなどした。悩んでいる人の異変に気づき、SOSを見落とさないでほしいというメッセージを込めた。最後には、相談窓口「こころの健康相談統一ダイヤル」(※電話番号はソース先確認)を案内した。

 県こころの健康センターによると、県内の自殺者は減少傾向だが、10〜39歳では死因の1位となっている。同センターは「相談窓口を活用してもらい、自殺する人を減らしたい」としている。

 http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180212/20180212-OYT1I50012-N.jpg
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20180212/20180212-OYT1I50013-N.jpg

【群馬県自殺対策】君が話したいこと、それだけでいいから
https://www.youtube.com/watch?v=Lcfx2ayXyDQ

2018年02月14日 09時15分
YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180212-OYT1T50036.html?from=ytop_main9