東芝は14日、2018年3月期の連結最終損益(米国会計基準)を5200億円の黒字(前期は9656億円の赤字)と、従来予想(1100億円の赤字)から大幅に引き上げたと発表した。米原子力子会社に関する債権の売却益計上や税金負担減少などが寄与する。今期末の自己資本はメモリー事業の売却が間に合わなくても4600億円のプラス(従来想定は7500億円のマイナス)に改善する。

 メモリー事業売却の影響を反映させ売上高と営業利益見通しは下方修正。売上高は前期比20%減の3兆9000億円(従来予想は4兆9700億円)、営業利益はゼロ(同4300億円)とした。

2018/2/14 13:38
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26881040U8A210C1000000/