大阪大は14日、4日に実施したAO・推薦入試(世界適塾入試)でミスがあり、1人を追加合格としたと発表した。


 大阪大によると、ミスがあったのは、基礎工学部システム科学科(募集枠18人)の2次選考。1次選考を通過した36人を対象に口頭試問が行われ、4室のうち1室で受験生が閲覧できる資料を準備していなかった。7日の合格発表後に受験生からの指摘がきっかけで判明。この1室で受けた受験生のうち希望者4人に11、12日、別の問題を使って再試験を行い、1人を追加合格とした。面接官を務めた教授3人を訓告、学部長を厳重注意の処分とした。

 大阪大は、昨年2月の一般入試のミスで30人の追加合格を出しており、西尾章治郎学長は「自覚と責任感を欠いた行動で、極めて遺憾」とのコメントを出した。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180214-OYT1T50066.html