東南アジアのボルネオ島(カリマンタン島)に生息するオランウータンが1999年からの16年間で15万頭近く減少したとの研究結果を、ドイツや英国などの研究チームが15日付の米科学誌に発表した。元々の生息数からほぼ半減した形になるという。密猟などで人に殺された影響が大きいとみている。

 さらに今後35年間では森林伐採などの影響だけで4万5千頭以上が減少すると予測。密猟などの影響を考えるとさらに深刻になるとみられ、チームは「森林保護に加え、オランウータン殺しの原因に向き合う必要がある」としている。

2018/2/16 02:00
共同通信
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