0001みつを ★
2018/02/17(土) 01:18:45.12ID:CAP_USER92月16日 21時32分
国際宇宙ステーションに長期滞在している日本人宇宙飛行士の金井宣茂さんが、日本時間の16日午後9時すぎ、ステーションの外に出て、日本人4人目となる「船外活動」を始めました。ステーションの運用に欠かせないロボットアームに使われる部品を交換する作業など、重要な任務に挑みます。
金井宣茂さんは、日本時間の午後9時すぎ、アメリカ人宇宙飛行士とともに国際宇宙ステーションの外に出て、船外活動を始めました。
船外活動のもようは生中継で伝えられ、宇宙服姿の金井さんが国際宇宙ステーションのハッチを開けて宇宙空間に現れ、壁づたいに移動する様子などが捉えられています。
金井さんの任務は、地上から打ち上げられた宇宙輸送船を捕まえたりするのに欠かせない、全長17メートルのロボットアームに使われる部品を交換する作業です。
アメリカ人宇宙飛行士と2人で、地上での重さが200キロほどあるロボットアームの「手」にあたる部品を回収し、ステーションの中に持ち帰ったり、予備の部品を電動工具を使ってボルトで固定したりします。
宇宙遊泳をしながら行う「船外活動」は、宇宙飛行士にとっては一度は経験してみたい憧れの仕事ですが、宇宙服は内部の気圧で膨れあがり、腕を動かしたり、何かを握ったりするのに、地上よりも強い力が必要になるということです。
またスケジュールは分刻みで、無重力状態で生命維持装置の酸素も限られる中、的確な状況認識と素早い判断が求められます。
船外活動はおよそ6時間半にわたって行われる予定で、順調に進めば、17日の午前3時半すぎに終わる見通しです。
日本人宇宙飛行士の「船外活動」は、2011年の星出彰彦さん以来、およそ5年3か月ぶり、4人目です。
宇宙服は「小さな宇宙船」
船外活動に不可欠な宇宙服はいわば小さな「宇宙船」です。
金井さんが着用するアメリカの宇宙服はおよそ300度ある温度差や放射線などから宇宙飛行士を保護するとともに、呼吸など生命活動を維持しながら船外活動をするための装置となり、宇宙飛行士の命を守ります。
(中略)
経験者 野口聡一さん「さんずの川渡る気分」
宇宙飛行士の野口聡一さんは2005年にスペースシャトル「ディスカバリー」号に乗り込み、土井さんに続く日本人2人目の船外活動を行いました。
3回の船外活動で宇宙空間にいた時間は延べ20時間以上。
野口さんは来年2019年に再び国際宇宙ステーションに長期滞在する予定で、現在アメリカで訓練を行っています。
宇宙飛行士は「エアロック」と呼ばれる専用の小部屋で宇宙服を着ます。
エアロックの空気を徐々に抜いて、気圧ゼロの真空状態にしたうえで宇宙に出て行きます。
野口さんはエアロックから宇宙空間に出て行く時の気分を「さんずの川」を渡る気分と表現しました。
「宇宙服を着てエアロックの中がどんどん減圧していって、その過程で自分はこれからある意味『死の世界』、非常に生きることの厳しさがひしひしと伝わる所に行くという、その過程がまさに減圧してハッチを開けて外に出るという所にあるので、生きる世界と死の世界の間の『さんずの川』という言い方で表現しています」。
(リンク先に続きあり)