0001みつを ★
2018/02/17(土) 06:57:10.39ID:CAP_USER92月17日 4時23分
トルコの裁判所は、国内の治安を脅かしたとして去年2月から拘束していたドイツの新聞社の記者を突然釈放し、トルコ側が経済の結びつきが強いドイツと関係改善を図るため歩み寄ったという見方も出ています。
トルコではおととしのクーデター未遂事件のあと、治安を脅かしたなどとして外国人の拘束が相次ぎ、ドイツの新聞社の記者で両国の二重国籍を持つデニズ・ユジェル氏も去年2月、トルコの治安当局に拘束されました。
ユジェル氏はその後、裁判などの手続きにかけられることもなく拘束が続いたため、ドイツ政府は人権を無視しているとしてトルコへの非難を続けてきましたが、トルコの裁判所は16日、突然、ユジェル氏を釈放しました。
メルケル首相は、前日の15日に記者会見でトルコのユルドゥルム首相に適正な判断を求めたばかりで、ユジェル氏の釈放に歓迎の意を表明するとともに「他のケースでも法にのっとって迅速な手続きがとられるよう望む」と述べました。
トルコのアナトリア通信は、トルコ政府が裁判所に対して政治的な影響を及ぼしたわけではないと伝えていますが、トルコ側が、EU=ヨーロッパ連合と加盟交渉が行き詰まるなど関係が悪化する中で、まずは経済の結びつきが強いドイツと関係改善を図るため歩み寄ったという見方も出ています。