道教委は15日、校長室の金庫に保管されていた現金20万円を持ち出して着服したとして江別市の中学校の男性教諭(43)を懲戒免職にするなど、9件の懲戒処分を発表した。

 道教委によると、この男性教諭は昨年7〜8月、5回にわたって校長室の金庫から部活動などの運営費計20万円を持ち出し、借金返済などに充てた。既に全額を弁済したという。監督責任を怠ったとして、この中学校の男性校長(57)を戒告とした。

 また、部活動大会の引率中に宿泊先のホテル自室で女子生徒からマッサージを受けた道央の高校の男性教諭(60)、ウニ12個を密漁したとして罰金の略式命令を受けた日高管内の特別支援学校の男性教諭(43)、年度をまたがって予算を使うため、9万円の備品購入時期を偽った道東の学校給食共同調理場の女性学校栄養職員(60)、授業中に寝ていた生徒の頭をたたいた苫小牧市の中学校の男性教諭(59)も戒告とした。

 人身事故を起こした江別市の小学校の女性教頭(53)は減給10%3カ月。約30キロ超過の速度違反をした岩見沢市の小学校の男性教頭(53)と、旭川市の中学校の女性教諭(23)は、それぞれ減給10%1カ月とした。

ソース
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/164757