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2月17日 16時39分
急速に発達している低気圧の影響で、北日本などで雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気となっています。低気圧はこれからさらに発達し、18日にかけて冬型の気圧配置も強まって大荒れの天気となる見込みで、気象庁は、猛吹雪や吹きだまりによる車の立往生など交通への影響などに警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、北海道付近にある前線を伴った低気圧が急速に発達している影響で、北日本などで雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気となっています。

各地で観測された最大瞬間風速は、北海道奥尻町で午後3時に30.8メートル、山形県酒田市の飛島で午後3時すぎに29.9メートル、秋田県八峰町で午後2時すぎに25.1メートルなどとなっています。

また、北日本や北陸、それに新潟県では、この24時間に多いところで30センチ前後の雪が降り、午後4時の積雪は、福島県只見町で2メートル61センチ、新潟県妙高市の関山で1メートル72センチ、北海道上士幌町のぬかびらで、1メートル2センチなどとなっています。

低気圧は17日夜にかけてさらに発達しながら北海道付近を通過する見込みで、その後、北日本の上空およそ5000メートルに氷点下42度以下の強い寒気が流れ込んで冬型の気圧配置が強まる見込みです。

このため、北日本や北陸では18日にかけて大荒れの天気となり、ところによって猛吹雪となるおそれがあります。

18日にかけて予想される最大風速は、北海道で28メートル、東北で25メートル、北陸で20メートルで、最大瞬間風速は、北海道で40メートル、東北と北陸で35メートルに達し、海上の波の高さは、北海道と東北で7メートル、北陸で6メートルの大しけになる見込みです。

また、今週、記録的な大雪となった北日本と北陸では、今も各地で平年を大幅に上回る積雪が残っていますが、18日にかけて再び大雪となり、積雪の量がさらに増えるおそれがあります。

18日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも山沿いの多いところで、新潟県で70センチ、北海道と東北、長野県、それに群馬県で60センチ、北陸で50センチと予想されています。

気象庁は、猛吹雪や吹きだまりによる車の立往生など交通への影響や暴風などに警戒し、雪や風が強まっている時間帯は不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。また、雪崩や除雪作業中の事故にも十分な注意が必要です。

北海道や東北で欠航相次ぐ

荒れた天気の影響で、北海道では午後2時現在、新千歳空港と羽田や東北地方の各空港などとを結ぶ空の便合わせて42便が欠航となっています。

このほか、青森空港では、羽田とを結ぶ2便が欠航となっています。

航空各社は、今後も欠航が増える可能性があるとして、ホームページなどで最新の運航情報を確認するよう呼びかけています。