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鳩山由紀夫元首相が2月18日にTwitterで、平昌五輪におけるフィギュア金・銀メダルを祝福すると共に「何事も欲が顔を出すと躓く」と指摘し、「政治では希望の党がありました」と希望の党に批判的な見解を示しています。

鳩山元首相は羽生結弦選手と宇野昌磨選手のメダル獲得を「心からおめでとうと祝福を贈ります」と述べた後、特に無欲になったことが銀メダルに繋がったという宇野選手のコメントを「面白い」「何事も欲が顔を出すと躓く」として希望の党批判に言及しています。

鳩山「日本中がフィギュアで羽生結弦選手と宇野昌磨選手が金銀メダルを取ったことに沸いています。両選手に心からおめでとうと祝福を贈ります。冒頭の4回転で転倒して、無欲になったことで銀メダルに届いた宇野選手の言葉が面白いですね。何事も欲が顔を出すと躓くのですね。政治では希望の党がありました。」

鳩山元首相は衆院選直後にも希望の党と「欲」について、民進党との合流を目指した点に疑問を投げかけ、敗北理由を小池都知事の権力欲に求めていました。これは2017年10月28日のツイート。

鳩山「なぜ希望の党は民進党からの離党者だけを受け入れ、独自に戦えば良かったのに、民進党との合流を求めたのか。やはり小池知事は選挙に勝ち一気に首相にまで上り詰めたいと言う権力欲に溺れてしまったのではないか。東京周辺では勝利できる、民進党を中に入れれば地方も勝てると。急いては事を仕損じる。」

従って今回の「欲が顔を出すと躓く」も小池都知事の「権力欲」を指している可能性が高いと見られますが、希望の党には既に小池都知事色は薄く、玉木雄一郎代表と民進党合流組による党という見られ方をされていることから、旧民主党の創設者である鳩山元首相が改めて希望の党を「失敗例」として挙げた点への注目が集まりそうです。

特に玉木雄一郎代表は2010年1月3日、Twitterの開始にあたり「鳩山総理も始めたツイッター、私もはじめました」と告知していたことから、影響を受けて始めた鳩山元首相のTwitterによって批判された形。

鳩山元首相に対しては「五輪に政治を絡める必要はない」「何故政治に繋げるのか」といった不快感を示すコメントや鳩山元首相及び旧民主党への厳しい声が目立つ一方で「打算の産物でしかない希望の党を持ち出さないで欲しい」「希望の党については同感です」といった希望の党への否定的な見方に関しては理解できる、という意見も見られています。