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2月19日 7時24分
ロシア南部のダゲスタン共和国で18日、キリスト教の教会を訪れていた人たちに向けて男が銃を発砲して女性5人が死亡し、捜査当局が、容疑者の男とイスラム過激派とのつながりなど背後関係について調べています。

ロシアの捜査当局によりますと、ダゲスタン共和国北部にあるキズリャルで18日、キリスト教の教会の礼拝に訪れていた人たちに向けて男が銃を発砲し、女性5人が死亡し、少なくとも4人がけがをしました。

捜査当局によりますと、容疑者は地元出身の20代の男で、ロシアのメディアによりますと、「神は偉大なり」と叫んで発砲を始め、駆けつけた警察に射殺されたということです。

事件のあと、過激派組織IS=イスラミックステートの地方組織を名乗るグループが、インターネット上に「ISの戦士が攻撃したものだ」と犯行を主張する声明を出し、捜査当局が、男とイスラム過激派とのつながりなど背後関係について調べています。

チェチェン共和国とも隣接するダゲスタン共和国にはイスラム系住民が多く、過激派組織ISに忠誠を誓うグループの活動が報告されていることなどから、政府は警戒を強めていて、今月15日にも治安部隊が武装組織の関係者を殺害する対テロ作戦を展開しています。