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2月21日 17時00分
小野寺防衛大臣は記者団に対し、20日、青森県で在日アメリカ軍の戦闘機が離陸直後にエンジントラブルを起こし、湖に燃料タンクを投棄したことを受けて、部品の回収や燃料の拡散防止などに当たるため現地に自衛隊を派遣したことを明らかにしました。

青森県の在日アメリカ軍三沢基地に所属するF16戦闘機が、20日、離陸後まもなくエンジンから出火するトラブルを起こし、燃料タンク2つを近くの小川原湖に投棄して、基地に引き返しました。

これについて小野寺防衛大臣は、記者団に対し、青森県知事から災害派遣要請があり、海上自衛隊大湊地方隊から隊員5人と水中処分艇1隻などを派遣したことを明らかにしました。

そのうえで、小野寺大臣は、「アメリカ軍が本来なら回収する案件だが、なかなかアメリカ軍が対応できないということで、今回、災害派遣要請があった。自衛隊のほうで、機体の回収や燃油の拡散防止などの対策を行うことになる」と述べました。

また小野寺大臣は、地元の漁協への補償について「漁業関係者が休漁を余儀なくされていることは重く受け止めている。被害の実態の調査を早急に行ったうえで、被った損害には適切に誠意を持って対応したい」と述べました。