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2018年02月21日
ロイター

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 米国の都市部通勤者の人権擁護で活動する「ライダーズ・アライアンス」が20日、初の「週で最悪の通勤通学賞」を図書館に勤める女性(49)に授与した。この賞は、老朽化するニューヨークの地下鉄システムを修理する長期計画の実施を、クオモ市長と市当局に訴える目的で作られたという。

ニューヨーク市立大学の図書館に務めるこの女性は、1月20日、トイレに寄らずにマンハッタンの職場を出発。地下鉄でクイーンズの自宅に向かっていたところ、最寄り駅の一つ手前付近で電車が止まって信号故障の放送が流れ、あと5分で通勤が終わるはずが2時間にわたって地下に閉じ込められることとなった。

2012─17年に遅延が3倍以上に増加

女性はインタビューで「マンハッタンからクイーンズまでは30分しかかからないと思ってトイレに寄ってこなかった。いまは、たとえ1駅でも、電車に乗る前にはトイレに寄っている」と語った。

ライダーズ・アライアンスは、ハッシュタグ#WorstCommuteで、通勤にまつわる出来事を募集。受賞者には改札でタッチするメトロカードを模したチョコレートが贈られる。

ライダーズ・アライアンスによると、ニューヨークの地下鉄は近年、定時で運行している便数の割合が15%ポイント低下して65%にとどまり、世界の主要都市の交通システム中で最悪の水準となっているほか、2012─17年に遅延が3倍以上に増加し、走行速度は1950年代より遅くなっていると指摘した。