0001ばーど ★
2018/02/22(木) 10:54:55.71ID:CAP_USER9猫好きの人は、出掛けるときも猫にちなんだ場所に行くことが多いのではないかと思う。筆者も例外ではなく、2匹の黒猫を飼っているのに猫の絵が展示される美術館から猫が多く住む島まで、さまざまな場所に足を延ばしてきた。
鉄道も例外ではない。猫のいる駅は全国各地にあり、駅長などの役職に就いている猫もいる。そして猫を描いた列車もいくつかある。2月22日は猫の日ということで、筆者が乗った猫列車にスポットを当てて紹介したい。
■鉄道と猫といえば「たま駅長」
鉄道と猫を結び付けた立役者は、やはり和歌山電鐵の「たま駅長」だろう。和歌山電鐵は、南海電鉄が乗客の減少を理由に廃止を表明していた貴志川線を、岡山県を中心にバスや鉄道、船舶の運行をする両備グループが救済し、2006年にグループ内の岡山電気軌道傘下の会社として運行を始めたものだ。
ただし、鉄道用地は和歌山市・紀の川市が所有するという体制であり、自治体は終点の貴志駅の事務所を駐輪場に作り変えるべく、この場所にあった野良猫の小屋を撤去することにした。路頭に迷っていた猫(と世話をしていた周囲の人々)を見て、和歌山電鐵は駅長への任命を決断する。たま駅長の誕生である。
まもなく和歌山電鐵では、南海電鉄でズームカーとして親しまれた22000系を改造した2270系を水戸岡鋭治氏がリニューアルした「いちご電車」や「おもちゃ電車」といった、いわゆるキャラクタートレインが走りはじめた。
水戸岡氏というとJR九州との結び付きを連想する人が多いだろう。しかし彼は岡山市生まれであり、両備グループでは岡山電気軌道の「MOMO」こと9200形、岡山と小豆島を結ぶフェリー「おりんぴあどりーむ」などを手掛け、グループのデザイン顧問を務めていた。和歌山電鐵の電車を担当するのは当然の流れだろう。
このリニューアル列車第3弾として2009年に登場したのが「たま電車」だった。
たま電車のコンセプトは「ネコロジー」で、外観は白を基調に101匹のたまのイラストをちりばめ、前面にはひげが描かれ耳まで付いている。木を多用してエコに配慮した車内は三毛猫カラーの座席や床、たまのイラストを用いたポスターやのれんのほか、ミニ文庫コーナーもあり、アミューズメント感を盛り上げている。
リニューアルされた貴志駅舎。デザインは猫の顔がモチーフとなっている(筆者撮影)
続いて2010年には貴志駅舎が、たま駅長室やカフェなどを備えた水戸岡氏デザインの新駅舎にリニューアルしている。また沿線の「山東まちづくり会」では年1回、「うちのにゃんこ写真コンテスト」を実施しており、入選作品は一定期間、和歌山電鐵車内に中吊りポスターの形で掲示される。
筆者も数年前にこのコンテストに応募したところ入選したので、応募の時と掲示写真を見る時の2回、家族とともに和歌山に足を運んだ。多くの入選者とその家族や知人が同じような行動を取れば、地方鉄道にとっては相応の乗客増につながるのではないだろうか。
残念ながらたま駅長は2015年に亡くなり、現在はそれ以前から駅長として活躍していた「ニタマ」と、2018年1月から就任した「よんたま」が任務に当たっている。出勤時間はいずれも10〜16時で週休2日と、猫に負担を掛けすぎない環境であることは特筆すべきだろう。
■岡山には「たまバス」も
岡山を走る「たま電車」
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「たまバス」の車体は電車と違って青い
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万葉線の「アニマル電車」にも猫が描かれていた
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※本文省略
■「猫型ロボット」の電車も
万葉線には「猫型ロボット」ドラえもんの電車も走る
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東急世田谷線に登場した「招き猫電車」
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※本文省略
■「猫列車」は今後も増える?
※以下本文をお読み下さい
2018年02月22日 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/209607