http://www.sankei.com/west/news/180222/wst1802220082-n1.html

 息子をかたって「同級生を泊めてほしい」と電話をかけ、自ら同級生のふりをして被害者宅に宿泊したうえ、現金をだまし取ったとして、大阪府警四條畷署は22日、詐欺容疑で、韓国籍で住居不定、無職、ハイ治男(はるお)容疑者(59)を逮捕、送検したと発表した。

 いわゆる特殊詐欺の手口で電話の「かけ子」と金銭の「受け子」、さらに同級生役を兼ねていた形で、「借金があり、生活費や遊ぶ金がほしかった」と容疑を認めているという。

 逮捕、送検容疑は1月7〜16日、大阪府四條畷市の80代女性に息子を名乗って「不動産契約のキャンセルで50万円が必要になった」などと電話をかけ、4回にわたって現金計76万円を詐取したとしている。

 同署によると、ハイ容疑者は1月6日、まず息子になりすまして「同級生のオカザキを泊めてほしい」と電話で頼み、オカザキを名乗って女性宅に宿泊。勧められた朝食を断り立ち去った後、再び息子をかたり「オカザキに金を渡してほしい」と連絡していた。

 実際の息子からの電話で被害が発覚した。