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2月22日 19時04分
アメリカ軍三沢基地の戦闘機が20日、上空から燃料タンクを投棄した青森県の小川原湖で、現地に派遣された自衛隊が燃料や部品の回収に向けた本格的な調査を始めました。

青森県東北町の小川原湖では20日、アメリカ軍三沢基地のF16戦闘機がエンジンから火が出たトラブルを受け2つの燃料タンクを上空から投棄し、水質の安全が確認されるまで特産のしじみ漁ができなくなるなど、地元の産業に影響が出ています。

22日は青森県の三村知事から要請を受けて派遣された海上自衛隊大湊地方隊の隊員が燃料や部品の回収に向けた本格的な調査を始めました。

ボートに乗り込んだ隊員は氷を砕いて湖面の状態を確認したり、燃料やタンクの部品がないか調べたりしました。

自衛隊によりますと、22日の調査では部品などは確認されませんでしたが、油のにおいがする場所が5か所あったということです。

このうち、エンジンが落下したと推定される場所に設置され、その後、風で流されたとみられるブイの付近では、一時、薄い油膜が確認されたということです。

自衛隊は、23日、範囲を広げて調査を行い、水中に潜って部品を回収することも検討しているということです。