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2月23日 12時19分
河野外務大臣は、国際司法裁判所の裁判官で任期途中で退任する小和田恒氏の後任に、東京大学の岩澤雄司教授を候補とすることを決め、ことし夏頃にも行われる補欠選挙で選出されるよう全力をあげる考えを示しました。

オランダ・ハーグにある国際司法裁判所の裁判官を務めている小和田恒氏は、高齢に加え、長女で皇太子妃の雅子さまが来年、皇后になられることを踏まえ、任期途中で退任することになり、政府は後任の人選を進めてきました。

河野外務大臣は閣議のあと記者団に対し、小和田氏の後任に東京大学の岩澤雄司教授を候補とすることを決定したことを明らかにしました。
そのうえで「岩澤教授は国際的に高く評価されている国際法の権威で、豊富な実務経験があり、最も適任だ。国際社会における法の支配を重視する日本として、日本人の裁判官が引き続き貢献していくことが重要で、当選に向け全力で取り組みたい」と述べました。

補欠選挙は、国連総会と安全保障理事会でことし夏頃にも行われる見通しです。