2/26(月) 18:58配信
 自民党の石破茂元幹事長は26日、自身のブログで憲法9条改正の私案を公表した。「侵略の手段としての武力による威嚇及び武力の行使を永久に放棄することを、厳粛に宣言する」とした上で、わが国の独立と平和、国民の安全と自由、国際社会の平和と安定を確保するために「陸海空自衛隊を保持する」と規定した。平成24年の自民党改憲草案に盛り込んだ「国防軍」の名称は使わなかった。

 自衛隊の予算、編成、行動などは「国会の統制に服する」とし、最高指揮官は「内閣総理大臣」であると明記。自衛官らが職務の実施などに伴う罪を犯した場合の裁判を行うために、「法律の定めるところにより、最高裁判所を終審とする審判所を置く」とした。

 石破氏はブログで「『国家としての主権と独立を守る組織を有する』『その行動は確立された国際法規と国際慣習に従う』『その組織は司法・立法・行政によって統制される』という3点を、国民には理解されないと決めつける姿勢には強い違和感を覚える」と指摘。今の自民党の議論のあり方に疑問を呈し、「議論の前提とすべきは24年草案と考えている」と強調した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180226-00000546-san-pol