0001みつを ★
2018/02/27(火) 05:59:32.26ID:CAP_USER92月27日 5時28分
金融大手の三菱東京UFJ銀行とみずほフィナンシャルグループの労働組合は、歴史的な低金利の影響で、当面、厳しい経営環境が続くとして、ことしの春闘でベースアップの要求を見送る方針を固めました。
大手金融グループ各社は、日銀の大規模な金融緩和で歴史的な低金利が長期化している影響などで収益力が低下し、人員の大幅な削減など業務の効率化を迫られています。
こうした現状を踏まえ、三菱東京UFJ銀行とみずほフィナンシャルグループの労働組合は、ことしの春闘でベースアップの要求を見送る方針を固めました。
三菱東京UFJとみずほの労働組合がベアの要求を見送るのは3年連続で、当面、厳しい経営環境が続くと予想されることなどを理由に挙げています。
このほか、三井住友銀行の労働組合も、ベースアップの要求を見送る方向で調整を進めていて、各組合は来月、正式に経営側に提案を行う方針です。
一方、経営側は経団連が各企業に3%の賃上げを求めていることなどを踏まえ、定期昇給のほか、手当の増額などを検討していて、今後、組合側との協議を本格化させることにしています。
経団連会長「特殊な状況の中での判断」
金融大手の労働組合が、ことしの春闘でベースアップの要求を見送る動きについて、経団連の榊原会長は26日の記者会見で、「各業界の状況はさまざまであり、判断を尊重するが、これは特殊な状況の中での銀行の組合側の判断だと思う。全体として、日本経済は非常に好調で、多くの企業が史上最高益の更新を含めた増収増益となっているので、過去の実績を上回る賃上げの実現を期待している」と述べました。