カジノ全国3カ所で認可 政府調整、IR実施法案に盛り込みへ 28日にも与党提示
2018.2.27 05:00
http://www.sankei.com/politics/news/180227/plt1802270004-n1.html

 政府は26日、カジノを含む統合型リゾート(IR)施設について、カジノが開業できる区域数を全国で3カ所とする方向で調整に入った。都道府県か政令指定都市がIR事業者と共同整備計画を作成し、国土交通相が審査して区域を認定する見通しだ。28日にも与党に方針を示し、了承が得られれば、今国会に提出を目指すIR実施法案に盛り込む。
 カジノの解禁は平成28年に成立したIR整備推進法で決まった。カジノ運営の具体的制度に関してはIR実施法案で定めることになっている。
 カジノを含むIRの設置場所の数をめぐっては、ギャンブル依存症を不安視して絞り込みを求める意見がある一方、大阪府や北海道、長崎県、愛知県、横浜市など複数の自治体で誘致を目指す動きがあり、自民党内には拡大論も根強い。与党は3カ所とする政府案をたたき台に、何カ所認めるか慎重に検討する。

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