使用期限切れの貧血薬、80代女性に注射
2018年2月27日14時00分
https://www.asahi.com/articles/ASL2W3S8TL2WUBQU006.html

 山口県萩市は26日、市が運営する診療所で、誤って使用期限が切れた貧血の治療薬を市内の女性患者(80代)に投与した、と発表した。健康被害はないという。
 市地域医療推進課によると、市内に11カ所ある市営診療所の一つで2月2日、使用期限が1月末のビタミン製剤「メチコバール」(1ミリリットル)を、誤って女性に注射した。16日に看護師が薬剤の在庫点検をしていて気づき、同日中に医師が女性宅を訪問して謝罪したという。
 薬剤の期限は、診療所の看護師らが確認することにしているが、在庫管理が適切ではなかったという。藤道健二市長は「患者や家族に心よりおわびする。再発防止を徹底する」とのコメントを出した。