ダークマターの物理的な正体はまだ未解明
ある種の質量のある素粒子でわれわれの前にもあるが微弱なので、
新しい観測機でなければ観測できないとされる
これは今世界中で観測機が作られ日本でも作られる予定
これでダークマターの性質に関する推論の真偽の一部は決着がつくかもしれない
それ以上に問題なのは、ビッグバン理論から計算された宇宙の膨張速度が予想より速い点で
これはダークマターの性質が我々の予想と違うのか、またはダークマターの総量が違うのか、
またはダークマターの分布のせいなのか、
またはビッグバン理論に重大な誤りがあるせいなのか
またはそもそもビッグバン理論が完全に誤りであるか
といった重大問題を引き起こしている

そこで関連して問題になるのが、ブラックホールの実態である
宇宙進化(膨張)の過程で局所的な重力の偏りから生まれるというブラックホールのイメージは
どうも大分違うようで、予想外の場所から見つかるし、
またブラックホールがなければ宇宙はこのような多彩な姿になっていない(例えば銀河の構造など)こと
も判明してきており
ブラックホールが実は宇宙の構造そのものに関与しているという見方も出てきている

総じて古典的ビッグバン理論はいろいろと綻びが目立ち、もはや抜本的見直しが必要と結論できるだろう