ダム板からきますた
まずは、亡くなられたダイバーさんのご冥福をお祈り致します(Facebookに同姓同名同郷同職の方が・・・

事故後の堤体付近の空撮では減勢工左岸のホロージェット放流中で、下流側(越流部導流壁)は乾いていましたので
事故当時最上部の非常時洪水調節用クレストゲートとその下の通常時洪水調節用コンジットゲートは閉じられていたと推察されます。
(水位からクレストゲートの越流は無いでしょうが)

次に国交省川の防災情報から
施工時の貯水位は多分EL243m(基準254.4/最低234.7)で
243m-17m=EL226m付近の放流管に吸われたものと考えられます。
堤高50mなので位置的に土砂吐ではなく流量調節用ではないかと思われます。

土師ダムは国交省中国地整の重力式コンクリートの特定多目的ダムですが
主に治水利水でこの堤体に発電設備は無いと思います。
因みに放流管にはホロージェットバルブと呼ばれるニードル弁がありここで流量を調節します。(構造はググって下さい)
・・・このダムは詳しくないので間違っていたらスミマセン一般的な話です

取水塔のスクリーンが外れていたことと水位、台船の状況からコンジットゲートの保守か何かの工事がメインだったと思われます。

また報道された内容からスクーバではなくフーカー潜水(送気ホース+有線電話)だったと思われます。
放流管に吸い寄せられてマンティス(マスク)が外れたのではないかと。