防衛省は27日、中国軍のY9情報収集機1機が、日本の防空識別圏(ADIZ)に入り、対馬海峡の朝鮮半島寄りのルートを往復したと発表した。

 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したが、領空侵犯はなかった。中国軍機が、対馬と朝鮮半島の間を通過するのは初めて。同省で飛行の意図を分析している。

 発表によると、Y9情報収集機は同日午前から午後にかけて数時間飛行。東シナ海から日本海に入り、反転して再び東シナ海に抜けていった。Y9情報収集機は今年1月29日に対馬と九州の間を通過している。

2/28(水) 0:43
読売新聞
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