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3月1日 23時22分
北海道では1日午後10時半現在、2560戸が停電しています。

北海道電力によりますと、1日午後10時半現在、停電しているのは伊達市大滝区の上野町、北湯沢温泉町、清原町、三階滝町、昭園町、清陵町、大成町、本郷町、本町、円山町、優徳町の合わせて970戸です。

また壮瞥町の上久保内、久保内、壮瞥温泉、滝之町、仲洞爺、蟠渓、東湖畔、南久保内、昭和新山の地区で合わせて710戸が停電しています。

このほか釧路市で410戸、根室市で400戸が停電するなどしていて、北海道電力が復旧作業を急いでいます。

壮瞥町 避難所の設置検討も

壮瞥町では1日夕方、自主避難する住民のための避難所を町内の2か所に設けました。避難所が開設されたのは壮瞥町役場に隣接する「地域交流センター」と久保内地区にある「農村環境改善センター」の2か所です。

また、町役場の庁舎でも午後3時前から停電しているため、非常用電源を使って業務を続けているということです。

壮瞥町のこども園では

停電が起きた北海道壮瞥町にある町立の認定こども園「そうべつ保育所」では、暖房が使えなくなるなどの影響が出て町が対応に追われました。この認定こども園では照明がつかなくなり、室内を照らすため電池でつくランタンが置かれました。

保護者が相次いで子どもを迎えに訪れ、母親の1人は「心配で仕事を切り上げて迎えにきました」と話していました。

停電で暖房は使えなくなり、町役場から持ち運びできる石油ストーブが届けられました。届けた担当者は「子どもたちはストーブの周りに集まって暖を取っています。早く復旧してほしい」と話していました。

伊達市も避難所開設

北海道伊達市は、大荒れの天気に不安を感じる市民が自主避難する先として、市の中心部・松ヶ枝町にある防災センターに、午後5時に避難所を開設しました。

伊達市は山あいにある大滝区で停電が起きていることから、大滝支所にも自主避難する先として避難所を設けています。