2015年度に第1子を出産した女性のうち、有職だった人の割合は45.8%と過去最高を更新したことが5日までに厚生労働省が公表した人口動態職業・産業別統計で分かった。前回調査(10年度)と比べて11.3ポイント上昇した。

 結婚した夫婦のうち、夫も妻も有職だった割合は73.8%と、こちらも過去最高を更新した。厚労省の担当者は「いずれの項目を見ても、就労している女性が増えていることが裏付けられる」としている。

 調査は行政施策の基礎資料を得るため、1970年度から5年ごとに実施しており、今回が10回目。

 第2子出産時に有職だった女性は39.7%と前回調査から12.1ポイント上昇しており、働きながら子育てを続けている女性が増えていることもうかがえる。

 離婚した夫婦のうち、妻が有職だった割合は63.6%。女性の人口千人当たりの離婚する人の数は、有職の場合は4.0人で、無職の場合(1.8人)の2倍を超えていた。〔共同〕

2018/3/5 10:03
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27690110V00C18A3000000/