東京・狛江市の高橋都彦市長が複数の女性職員に対してセクハラ行為をした疑いが持たれている問題について、高橋市長は市議会の合間を縫って報道陣の取材に応じ「心当たりがない」と改めて疑惑を否定しました。

 問題発覚のきっかけとなったメモには「夜に誘われることが多くて困っている」「口を付けたグラスのお酒を飲まされて困った」など、被害について告白する内容が記されていますが、誰の行為かは明らかにされていません。疑惑について高橋市長は3月2日、「心当たりがある行為はない」と否定していました。

 5日の市議会で市原広子市議は「ただ女性職員を支配しようとしているだけ。嫌らしく不潔なだけではないか」と厳しく追及しました。また「自分には覚えがないと言いつつ、杯を飲ませたり、自分の飲んだもので飲ませることをやっているわけで、それへの見解の違い。いずれにせよ、問題でないかと迫っていきたい」として、市長のセクハラ疑惑を今後も追及する方針です。

 一方、市長は改めて疑惑を否定しました。高橋市長は「職員に対して性的な関心を持って接していることはない。全て心当たりのないものばかり。献杯返杯の文化だと思っているが、今後は控えた方がいいと思っている」と釈明しました。

 セクハラ疑惑に揺れる狛江市政に、市民からは「市民としてはやっていること全部が不安になる」「事実をはっきりさせてほしい」などといった声も聞かれました。

 市議からは市長に辞職を求める声も上がっていて、今後も疑惑について追及が続く見込みです。


yahooニュース(TOKYO MX) 3/5(月) 21:39配信
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