◆絶滅危惧されたインドライオン、生息数600頭超に 減少に歯止め

インド西部の森林にのみ生息する絶滅危惧種のインドライオン(アジアライオン)の生息数が、
600頭以上に増加し、危機に歯止めがかかっていることが分かった。
同国グジャラート(Gujarat)州の州首相が6日、明らかにし、大規模な保護キャンペーンの成果を称賛した。

かつて西南アジア全体に生息していたインドライオンは現在、同州のギル野生生物保護区にのみ生息。
狩猟や生息地への人間の進出により数が減少し、2000年には「絶滅危惧種」に分類された。

だがビジャイ・ルパニ(Vijay Rupani)州首相によると、周辺エリアでは最近の非公式調査で600頭以上を数え、
2015年の調査で確認された523頭から増加していたという。

ルパニ氏は「地元住民の支援もあり、ライオン保護のための私たちの努力が良好な結果を生んだ。
グジャラートでのライオンの生息数は現在、600頭に達した」と述べた。
1960年代後半には、インドライオンの生息数はわずか180頭のみと考えられていた。

写真:インド・アーメダバードのカムラ・ネール動物公園で飼育されているインドライオン
http://www.afpbb.com/articles/-/3166365?pid=

AFPBB News 2018年3月6日 22:28
http://www.afpbb.com/articles/-/3166365